コラム

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長期優良住宅(高気密・高断熱)

ツ)ヒートショックって知ってますか?

あまり聞いたことないですね。

ツ)急激な温度変化で血圧が急上昇・急降下することなんですが、ヒートショックが原因で亡くなる方は交通事故で亡くなる方の2.4倍にもなるんです。

そうなんですか?

ツ)ヒートショックが1番発生しやすい場所ってどこかわかります?

う〜ん…外でスポーツしてるときとか?

ツ)いいえ、1番は冬場の入浴中なんですよ。

えー!家の中で起きてるんですか?

ツ)そうなんですよ。温かい部屋から寒い廊下や脱衣所に出て裸になって、温かい浴槽に入ることが1番の原因です。激しい室温の変化が起きてるんですよ。

冬の銭湯も危ないんですかね?

ツ)銭湯って入ってから脱衣所までずっと暖かいですよね。屋外のお風呂に行くまでに室内風呂を通るようにできていますし。

そう言われてみれば、裸になっても寒いイメージがないですね。

ツ)暖房などでヒートショック対策がきちんとされてるんですよ。

じゃあ家でもいたるところに暖房をつければ大丈夫ですね。

ツ)家の中で温度が均等なのは大切ですが、暖房をつけただけでは温度を保てないんですよ。

すきま風とか?

ツ)そうですね、今の家は少ないと思いますけど(笑)大切なのは「断熱をする」ってことなんです。日本の断熱基準って他の国にくらべてとても低いんですよ。

えーと、それって断熱できていないってことですか?

ツ)断熱はしています。だけど断熱性が低いんです。だから水回りが寒くなりやすい=脱衣所の温度も低くなってしまうんですよ。なので「高気密・高断熱」が必要になってくるんです。

それは聞いたことがあります。でもそれって温度は逃げないけど悪い空気とか湿気を溜め込むってことですよね?通気性なんてなさそうだし。

ツ)そうなんですよ!そこを注意してほしいんです!これから2020年以降は長期優良住宅しか建てられないんです。なので高気密・高断熱は必須になってきます。なので家を建てるときに高気密・高断熱にする場合、きちんと「換気計画」がされているかを絶対に確認してください!

換気ができていないとどうなるんですか?

ツ)湿度が原因で木材がすぐに傷んでしまいます。最悪の場合腐って強度がとても落ちてしまいます。あとダニ・カビ・シロアリなどの発生にもつながるので、絶対に家全体の空気を動かせるような換気が必要になります。

なんだか、室温を保つためにはいろいろなことが必要なんですね。もっと安易に考えていました…

ツ)そうですね(笑)なので「高気密・高断熱」というだけで納得しないことが重要です。しっかりと換気もできている家になれば空気も循環しますから、冷暖房費も驚くほどおさえられます。

でもそれだけ最初の設備費用が高くなりませんか?

ツ)これから何十年も住む家ですから、こういう家や様々な基準があるということを知らずに建てるのが一番高い買い物になってしまうんですよ。いろいろ知った上で、それぞれの家族に必要なものや予算を考えてプランを決めることが一番大切です。家は生活するためのものですから、家に振り回されるような生活にならないように、きちんとお話を聞いてプランを決めていきます。

わたしは見た目で買って、後悔することが日々あります(笑)高い買い物だから家を建てる側も勉強が必要ですね。

ツ)わからないことが当たり前だと思いますよ。だからいろいろな話を聞いてみて下さい。人それぞれ大切なものは違いますから、自分にとって良いものを選んでもらえば良いと思います。